随感随筆

日々感じたことを

自分の国を誇りに思えるようになった話

遅刻したことで変わった

留学を経験してアイデンティティが形成するという人はどうやらかなり多いらしい

自分もその一人なのだ

 

ある日目覚まし時計をかけていたはずなのに鳴らなかった。急いで支度をし家を出た。

登校時間の10分遅れで学校に到着しました。一時間目は体育でした。教室に入った途端体育の先生が
「遅いよ日本人は時間厳守って聞いていたんだけどな、もうブラジル人になってきたね」と言われました。今日まで何回も言われてきたこの「ブラジル人になったね」という言葉

今となってはただのジョークにしか聞こえませんが初めて聞いたときは土足で家の中に上がられたような気分でした。

 

自分が遅刻したこの日、正直ブラジル人は時間にルーズだから少し遅刻したって平気だろうと思っていたのですがそれは違うと知りました。

 

海外での日本に対するイメージはとても良いと感じています。

そんな印象の良い国だからこそ、どこに行っても日本人は日本人として見られていると知りました。海外だから自由だなんていう安易な考え方はやめたほうがいいです。

その出来事以来, 日本人として自分がどう見られてるか どうあるべきかということ考えるようになりました。

 

日本人について日本人である自分が考察してみた

周囲を海に囲まれた島国で2千年以上も命をつないできたので、移民の国と違って日本人同士は, お互いの腹の内が知れていると思います。外国では以心伝心は通じないので自発的になるように心がけてきました。団体行動や、他人に迷惑をかけないという考え方は日本人独特のものだと思っています。


また, 海外にかぶれによくいる個性と自己主張を混同している人がこんな事を言っていました。
「アメリカでは自分を主張していかないといけないんだ、日本の考え方は古い, 全てにおいて遅れていると。」始めからちゃんと話を聞くつもりはなかったので軽く受け流していたのですが内容は大同小異といことで...

 

十何年も日本人として生きてきたのに、一年ちょっとの海外経験で自分の生まれ育った国を何から何まで否定する人の思考が自分には理解できないです。悲しい人です。

 

個が強いというのは必ずしも良いというわけではない、お隣の支那人は個が強すぎるので我先にと公共機関に乗り込むし、そういうことばかりしていて集団意識が低いのでいざというときに団結できないということを聞いたことがある。

アメリカ人が自己主張が強いのは異なる民族のるつぼである移民の国だから必要なのだと思う。一方で、二千年以上も島国で暮らしいる僕たち日本人は, お互いの腹の内がわかっているので必要ないんですよね。血族意識が強いから集団行動ができるし、迷惑な人がいれば視線一つで相手に気づかせることができる。

留学して自分の国より外国が良いと思い, 日本に対して悲観的になる人もいるみたいですが、自分は留学を通してより自分の国の良さに気づくことができたし、本当に日本人に生まれきてきてよかったなと思っています。国際化が騒がれている現代だからこそ日本の伝統や古くからの慣わしを重要視するべきですよね。日本人としてどうあるべきかということを考えたときに自分の国の歴史とか宗教に目を向けてもっと深く知る必要があると感じました。

span.author.vcard{ display:none; }