随感随筆

日々感じたことを

水と食べ物のかんけー

酒を作るのに水が命
という話を聞いたことがあるだろうか
私は以前、君の名はという映画を鑑賞してひどく感心させられ何度も映画館に足を運んだことがあった。
この作品の作中には、様々な要素が含まれていることが非常に面白いなぁと思う。



宮水神社には古くから口噛み酒という酒が先祖代々受け継がれてきた。という設定がある
この宮水という苗字は、おそらく兵庫県の酒処で名高い西宮一帯の水 宮水からとったものなのではないかと思う。
ここ灘五郷と伊丹の地は、古くから酒蔵が立ち並び日本で初めて清酒を生み出した土地としても有名である。ここ西宮地区には宮水と呼ばれる日本では珍しい硬水が地下水脈を流れている。日本には軟水が多いが、硬水軟水の違いは水に含まれるミネラルやその他の元素によって明確にわけられる。ミネラル分が多い硬水は酒を熟成する過程で旨みを育むことからこの地域一帯は太古の昔から宮水のおかげで酒処として栄えたというわけだ。詳しくは、読売新聞から出ている宮水物語 灘五郷の歴史 という本に著されているので是非読んでみてほしい。

さてこの水が味を左右する話というのは酒だけに留まらずあらゆる食べ物において共通して言えることだと思う。私は味噌汁において顕著に現れるという事を声高に主張したいと思いこの記事を書くに至った。

過去の記事でも述べたように、私はブラジルに住んでいたことがあってそこでも味噌汁を作ったわけだ。だが全く美味しくない。作り方も手順も何もかも、日本でいた時と同じように作っている筈なのに全く出汁がきいていないし兎にも角にも美味しくないのである。

結論から先に述べると、味噌汁は日本の水にで作るのが1番うまい。とくに井戸水や湧き水で作るのがよいと思っている。

私の祖母の家は井戸水を引いている。祖母がその家で作る味噌汁はいつも味が変わらないのだ。何時もおいしい。

東京の水道水は塩素消毒されてるからなのかは定かではないが、祖母の家で作る味噌汁には味が劣ると感じることが多々あった。


みなさんがいつもと違う水で料理を作る機会があれば是非味比べをしてみて欲しい。

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